九品地競技場のナイター照明は、昭和46年5月から17年にわたり、一宮市長を務めた森鉐太郎氏の公約だった。当時、同競技場周辺は陽が落ちれば真っ暗に。治安が悪いという市民からこの状況を聞いた森氏は、犯罪防止やスポーツ振興を旨にナイター照明設置を公約に掲げた。森氏は初当選を飾りさっそく実行。以来、同競技場は野球やソフトボールのナイター利用が盛んになり、午後9時までナイター照明が灯されると同時に、防犯灯や街路灯も整備され周辺地域を明るく照らした。そして、この九品地競技場のナイター照明設置を機に、一宮市内の学校などにナイター設備が普及し地域スポーツが盛んになっていった。昨年、50周年を迎えた宮西連区ソフトボール協議会も、九品地競技場のナイター照明があったからこそ、発展してきたともいえる。
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